INTERVIEW

INTERVIEW

INTERVIEW

INTERVIEW

市川優人

2023.02.08

 

 

市川優人 / Yuto Ichikawa

 

フレンチ料理の世界を始めとして料理人として実績を積み重ねつつ、将来は店を持つことを目標に掲げる市川さん。独立してお客様からの支持を得るために、i3で学んだスキルを活かし、自ら営業活動もされています。これまでに経験したビジネスの厳しさも含め、率直な想いをお話しいただきました。

 

 

– 今どんなことをされてますか?

市川さん:飲食に関わる仕事をいくつかしています。ゴーストレストラン、出張料理、ホテルのレストランで出す療養用のメニューを考案する仕事など。

 

– それぞれどんなお仕事内容ですか?

市川さん:メニュー考案については、120個の料理を考えています。まずゴーストレストランについて。そもそもどんなものかというと、店舗はあるけど、直接お客様は来なくて、ウーバーで配達するようなサービスです。知り合いがオーナーをやっていて、そこで働いています。出張料理は、自分自身で人脈を広げて、経営者やラウンジなどで作っています。メニュー考案も自らやっています。ゴースト(レストラン)ではいろんな種類の料理、出張料理ではフレンチを扱ってます。

 

以前フレンチレストランに勤めていて、社内のコンペでは60名の中で3度優勝したことがあるんです。その界隈では有名なお店で、”日比谷松本楼”というところです。元安倍首相にも、二階幹事長や芸能人にも(料理を)作っていました。実績をもって、出張料理もやっています。

 

– i3での学びはどう活きていますか?

市川さん:普段いくのは、経営者が集まるところばかり。会員制のラウンジとか。そこのイベントで(料理を)作ってますが、そのときに学んだコミュニケーションスキルが活きています。具体的に言うと、自分のやりたいことを明確に伝えることができてるんです。何故(今回の仕事を)引き受けたかとか、どういう人と出会いたいかとか。目的を相手に伝えることで、相手に気に入ってもらえることができています。

 

 

仕事場での市川さん

 

- 受講する前と後でどんな変化がありましたか?

市川さん:(i3に)入る前は、MLM、FX、投資系ビジネス、ブローカー、色々経験しました。その中で詐欺にも遭いましたね。20歳からビジネスを始めたんですけど、5年間で一銭も稼げなかったです。3〜400万円借金もしました。

 

- ビジネスを始めたきっかけは何でしたか?

市川さん:人との出会いの中で、やっぱり料理人だと給料が少ないし、他にも収入源が欲しいと思うようになって、ビジネスの必要性を感じました。

 

- 受講していく中でどんな経験をされましたか?

市川さん:まず受講して1ヵ月で、会社員以上の収入を稼いで、それから脱サラしました。収入が増えて、時間を使えるようにもなりました。料理人のときは、1日16時間働いてたんですけど、その時に比べて労働時間は半分に、収入は3倍になりました。

 

- 結果を出せた原因は何だったんでしょう?

市川さん:ビジネスの基礎がわかったからですね。自分自身、どう行動を変えていけばいいのか明確になりました。だからスピード感を持って、1か月目から結果を出すことができました。もう少し具体的に言うと、1日16時間働いていた時間を、まずは学ぶ時間へ変えました。それから考え方も変わって、学びを実践していきました。(実践するうちに)これだけやれば変わると、自信もついていきました。

 

- 考え方が変わったとのことですが、どんな変化がありましたか?

市川さん:人見知りだったんです、元々。それが解消されました。料理人のときはキッチンの中で2、3人しか関わらなかったし、それで居心地がよかったんです。ビジネスをやる中でたくさんの人と関わる経験をして、目を見て話せない自分から、ちゃんと目を見て話せる自分へ変わりました。それからは伝えたいことを伝えられるように。

 

- i3を卒業してからご自身で挑戦される中での気づきはありましたか?

市川さん:”自主自立”をすごく実感しました。元々ある手段を利用して収入を上げることはできていましたが、実際与えられたものがないとき、自分が動かないと稼げないというのをすごく感じました。ただその中でも、色んな人に会ったり、イベントを開いて人脈を広げたりすることができてきたのは、自分自身、受講を通して自主自立できたから。だからこそ、i3を辞めた今でもビジネスで自立できています。

 

 

 

- 今後やっていきたいことはありますか?

市川さん:そもそも、いま出張料理をやっているのは繋がりを増やしたいのがあって。フレンチの店を持つことが目標なので、サポートしてくれるような人ができたらうれしいです。

 

構想としては、完全予約制で10人程入るカウンターのコース料理の店。 ビストロ、フレンチって何?と思ってる人にも、フレンチの良さを伝えたいという想いがあります。実はイタリアンのお店ってよくあるけど、フレンチってあまりないんです。フレンチという言葉は知っていてもフレンチが何かを知らない、そういう人たちに少しでも知ってもらいたいです。

 

- どうしてフレンチの料理人になられたんですか?

市川さん:フレンチは世界的に有名で、世界3大料理。以前本場に行ったときに調べて、やることが複雑で、だからこそ作るのが楽しいと感じたんです。毎日新しいことがたくさんあります。イタリアンより料理の幅は圧倒的に広いです。

 

- 受講を検討されている方やキャリアを考えている方へメッセージをお願いします。

市川さん:自分のやりたいことは明確にしたほうがいいですね。やっぱり、ただただ学んでる人も多いです。厳しいことを言うと、会社員のときに、並行して何かやることができないとフリーランスなんて無理です。

 

それと、少しでも興味あることはみんなに言ったほうがいいと思います。助けてくれる人が現れるから。ただ、言うだけでなくて自分でちゃんと一歩踏み出していくことが大切ですね。