INTERVIEW

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大西孝明

2023.03.08

 

 

大西 孝明/ Takaaki Onishi

 

2022年11月、兼ねてより目標としていた自身のサロン”salon PUlette(サロン パレット)” をオープンさせた大西さん。元々は人と話すことへの苦手意識が強く、過去にはつらい経験も。自身が過酷な労働を通して感じた、心身を癒す仕事がしたいという想いをついに形にすることができたと笑顔でインタビューに応えてくれました。サロン名にある”PUlette”には絵具を入れるパレットのように、最大限その人の良さを見つけ出せる場所にしてあげたい、自分の色を自分らしく、豊かに生きていられるようにという意味が込められています。

 

 

– 今どんなことをされていますか?

大西:”salon PUlette”のオーナーとして整体師をしています。メインとしては、”筋膜リリース”の施術をしています。他のサロンと違うのは、即効性と持続性。即効性でいうと、体のゆがみや凝りがしっかり取れたというのが施術後すぐに体感として現れます。持続性でいうと、人によるんですけど、最長2週間、最短でも1週間〜10日からはその状態が続くのと、1か月間は疲れにくい体つくりができます。お客様からは、身体が軽くなった、可動域が広がった、ピンポイントに施術してほしいところをやってくれるので効果を感じられるという声を頂いています。

 

筋膜リリースの説明も添えて丁寧にカウンセリング

 

- 筋膜リリースとはどんな施術なんですか?

大西:筋肉を包んでる幕を筋膜といって、人は筋膜のスーツを着ているんです。なので、それがゆがむと身体に不調が現れます。筋膜リリースは、身体のゆがみとねじれを取って、筋膜へアプローチする施術です。他の施術は推したり揉んだりたたいたりするんですけど、筋膜リリースについては押さえて延ばしてはがすという施術方法で、全く違う施術方法です。足つぼやリフレ、オイルマッサージなどのリラクゼーションと、整体や整骨院、柔整、あん摩、針灸など治療との中間に位置する施術方法。治療によって得られる体の効果と同じくらいの効果を得られますね。

 

施術の様子

 

- ご自身で経営したいと思うのはどうしてですか?

大西:元々会社員としてテレビのADを3年間してました。不規則な生活で身体を壊してからは、辞めたいと職を考えていました。そこから体づくりだったり、人に対する癒し、健康だったりに目を向け始めたんです。長く働いたり、豊かになるには身体が一番。その資本を大切にしていくために整体に興味を持ちました。ただ、会社員として整体をやっていくにも、これまでと同じように作業的になるとも感じていました。もっと世の中のいろんな人を癒していきたい、それには自分の今いる場所だけだと世界が狭い、自分で開業してもっと色んな世界を知ったり、色んな人と出会いたい、そういう想いから経営に興味を持ちましたね。

 

- スクール受講はどういったきっかけで?

大西:受講する以前、世の中で副業と言われるジャンルはいろんなことを経験してきましたが、自分の理想としている経営という部分には繋がらなかったんです。そんな中、i3の環境に出会いました。ビジネスとはそもそも何なのかや、ビジネスをやる上で必要なのは営業力だということを知り、自分自身の経営をやっていくために、ビジネスの根本や営業を身に着ける必要性を感じました。それが受講のきっかけです。

 

- 自分の理想とする経営と違ったというのは?

大西:世の中の副業って、基本的にはそこの環境の商材を売るだけ。自分自身の目指すところ、サロン経営には直結しないと感じていました。

 

- 受講してからどんな風に変わっていきましたか?

大西:元々僕自身、営業が世の中の仕事の中で一番嫌いで、営業以外で仕事を探していました。学生時代にいじめられたこともあって、人と関わることが苦手だったんです。人とうまく話せない、コミュニケーションに苦手意識がありました。

 

テレビ局でADをしていたころの大西さん

 

それでも営業力が世の中で必要なスキルだと受講していく中で気づいて。人とたくさん会えば何か変わると思っていたけど、そうではなくて。根本的に必要なのは営業のスキル、その先の実績だとビジネスをしていく中で気づきました。

以前より人とコミュニケーションが取れるようになりましたが、それは(コミュニケーションの)ロジックを知ったからですね。人の言う言葉の心理を理解できるようになりました。自分が次にどんな言葉をかけてあげればいいのか分かったんです。それによって成長する自分を見るのも楽しかったです。それで、また理想を追いかけたいという想いが強くなりました。(受講する中で)具体的に何をすればいいのか目に見えてわかったこと、それに向き合ってくれる人がいたこと、それが一番大きいです。

 

- 学びはどんな風に活きていますか?

大西:人と話すのが楽しいです。人から悩みを引き出すこと、何を求めているかというとヒアリング能力や自信がつきました。自分でも整体を開業してできるということもわかりましたし。自分を頼ってくれる、頼られるというのが今までなかったんですけど、ここの環境があったことでそれを感じられました。

 

- 今後の目標は何ですか?

大西:いまのサロンを大きく、世の中にもっと認知してもらうこと、多くの人の身体と心に対して癒しのアプローチをして笑顔を引き出していきたいです。日本全国に広がっていけばいいなあと思っています。自分ひとりでは限界があるので、サロン運営や施術を一緒にやってくれる仲間を探すことも考えますね。

 

- 最後に一言いただけますか?

大西:僕は元々引っ込み思案でした。何かやるにしても、やる前にあれこれ考えてしまう、考えた先にはマイナスのことばかり考えてしまって。だけど今は、挑戦し続けた先にしか、自分のやりたいことは見えてこないし、挑戦した後にそれがよかったのか悪かったかわかると気づきました。失敗したら何か改善すればいいし、うまくいけば続ければいいです。

 

営業力を身に着けたり、学び続けるのはつらいし、しんどいことも多かったです。ただ、継続できる人にしか明確なゴールは見えてこないですし、それが自分のなりたい自分になれる最善の道だと思っています。