2024.05.26
島田 恭平/ Kyohei Shimada
物腰柔らかな雰囲気がありながらもご自身の意思や想いが強く、忌憚なくインタビューに答えてくださった島田さん。 スクールの受講、個人でのビジネスを経て起業へ、現在は次の目標へ向けて更なるチャレンジをされています。今回のインタビューでは、ご自身の経験から、マインドや考え方、行動の変化についてお話いただきました。
– 今どんなお仕事をされていますか?
島田さん:株式会社MOVICの代表として、動画制作事業と動画クリエイタースクールを運営しています。 企業様のブランディング動画・化粧品とかのサービスの紹介動画・YouTube広告用の動画等様々な動画を制作しています。 集客や認知拡大に動画は欠かせない時代になってきており、24時間PRできて使用用途がたくさんあるという点等で動画は売り上げにつなげやすいというありがたい声を頂いております。
- やりたいことが見つからないという人が多いように思いますが、どうやって見つけましたか?それとも元々やりたかった仕事でしたか?
島田さん:100%やりたかったことというわけではないですね。いまの仕事は自分ができることでもあり、人に価値を与えられることだからやってることでもあるからやっています。やりたいことが見つからない、というのはそのとおりで。まずはできることから新しいものを見つけていくものだと思っています。自分が人に価値提供できるものをブラッシュアップしていきました。
- では、”できること”はどうやって見つけたのでしょうか?
島田さん:初めは自分ができることって何もわからなかったですね。人の相談を聞いてアドバイスするだとか、人と話すということだけでも実は当たり前じゃなくて、それができない人もいます。そういうところから自分にできることを見つめ直していきました。それこそ、営業活動するなかで、人と目を合わせられなかったり、喋れない人がたくさんいることに気づいたんです。上を見すぎたらキリがない。だから、下をたまにみることで、自分の位置を確認してました。そもそも、見つからないという時点で答えを探してるとも思います。答えではなくて、答えの見つけ方がわかるようになりました。
- 起業までの道のりについて、具体的に何から始めましたか?
島田さん:趣味と呼べることから仕事にしている業種を探していくと、僕の場合、動画だったんです。自分だけで完結するのは簡単ではない、だから人の力も借りてやろうと思いやり始めました。自分で学んでやるとなると、膨大な時間がかかります。自力でやることが目的なのか?と考えたときに、一番の目的は自分で価値提供できるものを作りたいということでした。だからできる人や一緒にやってくれる人を見つけることにしたんです。
- どうして起業したかったのですか?
島田さん:前職は不動産でした。企業の窓口としてお客さん対応をしていたとき、企業の利益のために動いて、お客さんのためにならないこともありました。自分のトークは自分で改善できるけど、提供するものは企業から借りている。だったら、自分でコンテンツから作ろうと思いましたね。
- どういったきっかけでスクールを受講しましたか?
島田さん:自立する力を身に着けられると感じたからです。世にいう副業と呼ばれるものを試してきましたが、上手くいかないことばかりでした。 そこでこのi3という環境に出会い、手段ばかり探している自分に初めて気付きました。 色んな人から話をきき、過去の経験と照らし合わせると、今後営業力を通して自分自身を成長させる事が、自立への道につながると思い受講に至りました。
- ”上手くいかないことばかりだった”というあたりについてもう少しお聞きできますか?
島田さん:一番はスタンスが問題でした。印象に残ったのは、副業といえど、雇用者の感覚でいたらいけないということがわかってなかったことです。自分でやらないといけないのに雇われ感覚でした。 それと、ロジックがなかったことですね。他の副業(の環境)では教育がなく、できてる前提、できてる人が結果を出せるところでした。
- 受講してからどんな風に変わっていきましたか?
島田さん:元々営業という仕事に嫌悪感があり、避けていました。
押し売りだったりと、いい印象が持てない仕事はできないなとも感じていました。 しかし、受講していく中で営業力は仕事をする上で必要不可欠だと気付きました。 自分一人だけで仕事はできない、お客様やビジネスパートナー等近くに人がいて、初めて仕事が成立し、話を重ねることで価値を感じて頂ける。そのためには営業力がないと伝えられないなと感じました。
受講していく中でコミュニケーションにロジックがあるということに凄く驚きました。 今までの経験で何となくこうやればこう伝わりやすいんだろうなという感覚は有りましたが、ロジックを理解することで、自分が次にかける言葉がどんな影響を与えるか分かったんです。そこを理解して実践している自分を客観的に見て成長できているなと実感していました。 具体的に何をすればいいかまで見える化できたこと、それに本気で向き合ってくれる人がいることは、とても大きくて当たり前ではないなと感じました。
- 今も学びは活きていますか?
島田さん:対人のコミュニケーションが凄く楽しくなりました。 ビジネスでもプライベートでも、相手の意図や想いなどを汲み取るヒアリングができたり、自分の伝えたい事を伝える事は物事が円滑に進むことになるし、認識のズレがなくなっていくからこそ、相手との関係値が深まり相乗効果が生まれていく。言葉で並べるのは簡単だが、実際やってみると意外と難しい事だったなと感じています。
- 今後の目標は何ですか?
島田さん:今の事業を大きく全国展開を考えています。 動画を架け橋にして、人と人・人とサービス等、色んな形でご縁を紡いで行ければいいなと感じています。隣にいる人が仲間だと思えるくらい繋がっていき、ゆくゆくは日本のみんなが仲間だと思えるくらいつながりが広くなればいいなと思っています。
- 最後に、受講を考えている方へ一言いただけますか?
島田さん:考えている時間があったら挑戦した方がいいです。生きている時間は限られてるし、わからないことはずっと考えてもわからないことばかりです。とりあえずやってみて、そこから何が良くて何が悪いかを考えればいい。何をやるにしても最初は辛く厳しい道かもしれませんが、やり遂げた時に得られるものは、あなたの人生にとってかけがえのないものだと思いますし、あなたが誇れる自分だけの財産になると思います。