i3NEWS
2026.05.21
2026年5月20日(水)、第3週水曜日の定期セミナー「メタシンクプログラム」が開催されました。
今回の講義は、「TQ力(思考力)の向上」をテーマに、i3 business academyの講師である談議所宏幸氏が進行し、受講生同士のグループワークも交えながら実施されました。
講義の冒頭では、「TQ力とは何か?」というテーマからスタートしました。TQ力とは、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングを掛け合わせた“思考力”であり、問題を深掘りする力、情報を整理して分かりやすく伝える力、多角的な視点を持ち本質を見極める力であると説明されました。
本講義は単に知識を学ぶ場ではなく、「思考を鍛え、成長を証明し、認められる実践トレーニングの場」であることが共有され、“思考のジム”として、自分自身の思考の癖を理解し、構造化や因数分解を通して物事を整理する重要性について解説が行われました。
今回の講義では、「MECE(ミーシー)」を中心テーマとして進行されました。MECEとは、「互いに重複せず、全体を網羅している状態」を指し、抜け漏れなく整理することで、問題を正しく把握し、次の一手を明確にするための考え方であると解説されました。
また、講義内では、「売上が上がらない理由」をテーマにした具体例も取り上げられました。
単に「行動量が少ない」「営業力がない」と並べるだけでは、重複や抽象度のズレが発生し、本質的な原因分析にはならないことが説明されました。
「売上=集客×成約×商品」
という構造に分解し、
・集客
→ 認知不足/ターゲット不明確
・成約
→ 提案力不足/信頼不足
・商品
→ 価値が弱い/価格が不適切
というように整理することで、問題が“課題”へ変わり、具体的な改善行動につながることが共有されました。
加えて、「問題が整理できていないと、次の一手もぐちゃぐちゃになる」という考え方も共有され、情報を整理する重要性が強調されました。
講義の途中では個人ワークとグループワークも実施され、「なぜあの人は成果を出せているのか?」というテーマについて、それぞれが情報を書き出し、分類し、MECEを意識しながら構造化するトレーニングが行われました。
グループワークでは、受講生同士で感じたことをシェアしながら、聞く側の反応や共感性も意識しつつ、深掘りを行う時間となりました。

(講義を進める談議所氏)
グループワーク後のアウトプットとして、受講生からは以下のような声が寄せられました。
「今まで感覚で考えていたことを、構造的に整理する大切さを実感しました。」
「問題だと思っていたことが、整理してみると全然違う原因だったことに気づきました。」
「MECEを使うことで、やるべきことが明確になり、思考がかなりスッキリしました。」
最後に、談議所氏から受講生に向けて以下のメッセージが送られました。
「思考力は才能ではなく、鍛えることができるスキルです。感覚で判断するのではなく、情報を整理し、構造化し、本質を見抜く力を身につけることで、仕事も人生も大きく変わっていきます。問題をそのままにせず、“課題”へ変換し、次の行動を明確にできる人になっていきましょう。」