i3NEWS
2026.01.16
2025年12月24日(水)、第4週水曜定期セミナー「セールスメソッド講義」が開催されました。
今回のテーマは、『セールス・クロージング【実践編】』です。
講義は、i3 business academyの三輪創琉講師、前田啓希講師が進行し、司会は平賀鈴菜氏が担当しました。
最初に、「クロージングの場面で、相手はどんな状態にあると思いますか?」という問いかけから講義がスタートしました。そこから、クロージングは単に契約や申込みを促す場面ではなく、相手が抱えている課題や不安を明確にし、「今決断しない場合に起こり得る未来」と「行動した先の未来」を比較してもらう工程であるという考え方が示されました。クロージングとは売り込む行為ではなく、相手自身が納得して選択できる状態をつくるプロセスであると定義されました。
そのうえで、クロージングが停滞する原因の多くは、商品の魅力不足ではなく、相手の中で判断材料が整理されていない点にあると解説されました。使わなかった場合のリスクや痛みが十分にイメージできていなかったり、使った場合の変化が具体化されていなかったりすると、相手は決断を先延ばしにしてしまいます。そのため、相手の感情面・論理面・状況面を整理しながら、意思決定に必要な情報を一つずつ言語化していくことが重要であると共有されました。
これらを踏まえ、講義はクロージングを「押し切る技術」ではなく、「納得度を高めるための確認工程」として捉える考え方や、臨場感・緊急性・具体性を持たせる伝え方について解説する形で進められ、途中で理解を深めるためのワークが2回行われました。

(講義を進める三輪氏と前田氏)
受講生からは、
「クロージングは最後に強く勧める場面だと思っていましたが、相手が決断できる状態を整える工程だと理解できました。」
「使わなかった場合の未来を伝えることの大切さに気づきました。相手の立場で考える視点が足りていなかったと感じました。」
「決断を迷わせていた原因が、相手ではなく自分の説明不足だったと分かりました。感情と論理の両方を整理することを意識したいです。」
などとアウトプットがありました。
最後に、両講師から受講生に向けて以下のアドバイスが送られました。
「クロージングは一瞬のトークで決まるものではありません。相手が抱えている課題、不安、判断基準を丁寧に整理し、行動しない場合と行動した場合の違いを具体的に伝えることが重要です。相手の意思を尊重しながら、納得して選択できる状態をつくることを意識してください。実践を重ねることで、クロージングは確実に再現性のあるスキルとして身についていきます。」