i3NEWS
2025.08.26
2025年6月25日(水)、第4週水曜定期セミナー「セールスメソッド講義」が開催されました!
今回のテーマは、『フロント・ラポール【実践編】』です。
講義は、i3 business academyの三輪創琉講師、前田啓希講師が進行し、司会は平賀鈴菜氏が担当しました。
最初に、前回同様、フロントとは「相手に一目置かれ、自分の話が入る状態のこと」と定義しました。前田氏は、フロントはあくまで相手のために取るもので、自分の話が入る状態であればやり方はなんでもよいと解説した後に、フロント構築の重要な4項目に入りました。
4項目の内容としては、以下の4つを挙げました。
①メラビアンの法則
②他者との差別化
③基準値の差を示す
④ギャップを作る
加えて、ラポールとは「最も重要なことは相手の理解者になること」と定義し、三輪氏は、共通点を「作ればいい」は勘違いで、「あった方が尚いい」という認識が大切だと強調しました。重要なのは、自分を理解してくれていると思わせられるかどうかとのことでした。
ラポール形成の重要な5項目としては、以下の5つを挙げていました。
①連想ゲーム
②間合い
③反応力
④イメージ力
⑤ユーモア力
そして、各項目を解説する形で進められ、途中でワークが2回行われました。
1回目のワークは、「オリジナルフロントの構築」という内容で、自分オリジナルのフロントの取り方を考え、どんな基準値のフロントの見せ方をするかをグループ内でシェアしました。
2回目のワークは、「ラポール実践トレーニング」という内容で、反応をいつも以上に意識してシェアを行い、実際のラポール形成技術を体感する実践的なワークが実施されました。
(講義を進める三輪氏と前田氏)
受講生からは、
「実践編ということで、前回学んだ理論を実際に体験できて良かった。メラビアンの法則の重要性を身をもって実感できました。」
「男女でのフロントの取り方の違いが具体的に理解できました。自分の性別を活かしたアプローチを考えてみます。」
「ラポール形成での連想ゲームの技術が印象的でした。日常会話でも意識して使ってみたいと思います。」
「実践ワークでのフィードバックが具体的で参考になりました。自分では気づかなかった改善点を発見できました。」
などとアウトプットがありました。
最後に、両講師から受講生に向けて以下のアドバイスが送られました。
「フロントとラポールは営業の基礎中の基礎です。今日の実践編を通じて、理論だけでなく実際の技術も体感できたと思います。相手に一目置かれる状態を作り、理解者になることで初めて本当の営業がスタートします。今日学んだ技術を日常の中で実践し、自分のものにしていってください。特に、意識しすぎてロボット化することは避け、自然な形で相手との関係構築ができるよう練習を重ねてください。」